ロッテ先発の涌井秀章投手(30)は、5回3安打1失点だった。

 2回に、先頭への四球に味方の失策が重なり1点を失ったが、全体的にはテンポが良かった。5回2死走者なしでは、フルカウントから捕手のサインに首を振り、自らフォークを選択。今季から解禁した決め球を低めに落とし込み、立岡から空振り三振を奪った。

 「ある程度、試すことは終わった。内容を求めて投げた。(フォークは)良いんじゃないですか」と納得の様子だった。

 伊東監督は「まだまだ球の質に物足りなさはあるが、前回よりは良くなっている」と話した。