張本勲氏と中畑清氏が9日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。前日8日のオリックス戦の走塁中に左足太もも裏の肉離れを発症、全治4週間と診断された日本ハム大谷翔平投手についてコメントした。

 張本氏は「大谷、心配だねえ。野球生命がダメになるかもわからんよ。練習不足で、前から言ってるでしょう」。

 張本氏から「どう思う?」と振られた中畑氏は「このことについてはひと言、言いたい」とし熱弁をふるった。

 「栗山監督、良い監督なんですけど、大谷の起用法については?マークが付くんですよ。なぜ(右足首痛で)WBCを欠場した後、完治させるために治療に専念させなかったのかなっていうのが第一。これから先、野球人生長いんですよ。不安を抱えながらプレーすることにどれだけのデメリットがあるか、なぜ考えないのかな」。

 さらに痛めている右足首を考慮して、一塁への全力疾走の禁止や、右足ではなく左足で一塁ベースを踏むことを監督から命じられていることについても指摘。

 「全力疾走すれば怒るわけじゃないですか。一塁ベースを右足で踏むのか左足で踏むのか、自然に無意識のうちに、全力疾走したら踏むんですよ。加減するんじゃなくて加減しちゃいけないんですよ。加減しろっていう言い方が監督として間違っていると思う。表に向けてメッセージを送ったらファンに対して怠慢プレーを促しているのと同じこと。今回については珍しく栗山監督はおかしいなと思ってる」。

 中畑氏は一気にまくしたてると張本氏に「小さく喝!はないんですか?」。張本氏は「大きくていいよ。栗山監督に」と「大喝!」を出していた。