ロッテ先発の佐々木千隼投手(22)は、6回2/3、7安打6失点で2敗目を喫した。最下位のチームは、今季3度目の4連敗となった。

 佐々木は初回の失投を悔やんだ。2死三塁で、日本ハム中田に対し「力んでしまった」と四球を与えた。続くレアードには、カウント1-1から外角低めを狙ったスライダーが真ん中に入り、左中間へ先制3ランを打たれた。「投げミスをしてはいけないところで、ミスをしてしまったのが良くない。なくしていかないと」と反省した。

 2回からは「良い感覚で投げられた」と0を重ねた。だが、3-0の7回、先頭に四球を与え、1死二塁から中島に適時二塁打。2死二塁でも、浅間に適時二塁打を打たれ、降板した。2番手の酒居も近藤に適時二塁打を打たれたため、佐々木は、この回だけで3点を失った。「余計な四球で点につながってしまった」と悔やんだ。

 伊東監督は「今日は少しは点が取れたけど。ルーキーも、こういう(点が取れない)状況で、よく我慢して投げた。もっと投げやすい状況で投げさせてあげたい」と、序盤に援護がないことを指摘した。ただ、初回のレアードの3ランについては「防げる1発だった。2死から、もったいない。当たっていない打者だったけど、(今カードの)初戦に調子をつかせた結果。バッテリーの詰めの甘さ」と話した。