ヤクルトの先発・石川雅規投手(37)が、巨人打線に雪辱を果たした。4月28日に対戦し、4回7失点。屈辱のKO負けを喫したが、リベンジ登板で5回1/3を無失点。打っても両チーム唯一の得点となる1打点をマークし、4勝目をゲット。エースの力投が、チームの2試合連続完封勝ちを演出した。

 ▼ヤクルトは1-0で前日に続いて完封勝ち。ヤクルトが東京ドームの巨人戦で2試合連続完封勝ちは97年9月13、14日以来、20年ぶりだ。この日の1点は石川の三塁ゴロによるもので、石川のV打点は15年9月27日巨人戦以来4度目。ヤクルトが1-0で勝利した試合で、勝利投手とV打点の両方を記録したのは、91年7月11日大洋戦の宮本以来、26年ぶり。巨人戦では79年9月2日松岡以来で、松岡は3回に江川からソロ本塁打を放ち、投げては4安打に抑えて1-0完封勝ちした。

 ◆松岡弘(まつおか・ひろむ)1947年(昭22)7月26日、岡山県倉敷市生まれ。倉敷商から三菱重工水島を経て68年サンケイ(現ヤクルト)入り。78年球団史上初のリーグ制覇と日本一に貢献し、胴上げ投手となる。同年沢村賞を受賞。85年引退。通算191勝。