西武が元ソフトバンクでBC富山のエディソン・バリオス投手(28)の獲得調査を進めていることが5月31日、分かった。チームは現在リーグ3位につけているが、開幕ローテーション投手の多和田、高橋光、ウルフが相次いで負傷離脱。若手投手を抜てきしながらも台所事情は苦しく、NPB経験のある150キロ右腕に、先発陣強化へ白羽の矢を立てた。

 同投手は6年間、ソフトバンクでプレー。15年にはプロ野球タイ記録の17試合連続ホールドを挙げた。主にリリーフとして活躍したが、育成契約から支配下登録された13年には3試合に先発し2勝(1敗)をマーク。今季所属するBC富山では開幕投手を務めるなど、7試合で4勝3敗、防御率2・28と、先発としての実績も積んでいる。08年を最後に遠ざかるV奪還へ、積極的補強を推し進めていく。