昨季現役引退した元DeNA三浦大輔氏(43=日刊スポーツ評論家)が2日、横浜スタジアムで“初仕事”を行った。

 球団のスペシャルアドバイザーに就任してから初めてのイベントとなる「野球ふれあい体験&野球教室」で講師として参加。第1部では、野球をしたことがない子どもたち100人を対象に、野球を体験。第2部では野球経験者150人に、技術向上に結びつく指導を行った。

 引退してから、本拠地だった横浜スタジアムで野球をするのは初めて。約3時間、子どもたちと一緒に汗をかき「野球と触れ合ってキラキラした目を見てたら、こっちが元気をもらった」と笑顔。第2部では、真剣に野球に取り組む子どもたちに目を配り声を掛けた。「今日だけでうまくなる訳ではないが、続ける大切さを伝えたかった」と、同氏も真剣に子どもたちと向かい合った。

 この日は、59年に国際貿易港として横浜が開港した「開港記念日」で、市立小学校は休みだった。約1000人もの応募から250人が参加。野球人口の低下がさけばれる中で、同氏は「こういう小さいことかもしれないが、1つの輪が、大きくなってどんどん広がっていければ」。選手とは違った立場で、野球の発展にこれからも尽力していくつもりだ。