8番外崎、9番炭谷と菅野が優位に臨める相手に5失点中、2打点を許した。「右打者の内をつけなかった。6回はどこかで1球でもフォークを入れられたら違ったと思う。現実を受け止めないといけない。本当に情けない」と反省の言葉を並べた。エースに連鎖するように中継ぎも自滅した。同点の7回、2番手の桜井が3四球で交代。続く西村も押し出し四球を与え、決勝点を献上した。

 球団首脳も11連敗を直視するしかなかった。老川祥一オーナー、さらに読売新聞グループ本社の山口寿一社長も訪れた。老川オーナーは「まったく、まいったね」と切り出した。西武も15年に13連敗し、ともに観戦した西武後藤オーナーから「明けない夜はない。朝が来ないことはないとチームに話した」と当時の苦境も聞かされ「今日から夜が明けると思ったが」と話した。

 山口俊ら2軍で待機中の戦力もいるが「悠長に待っているわけじゃないが、調子が上がっている人もいる。ダメな者は相変わらずだけど。使わざるを得ないところに苦しいチーム事情がある。ただ同じ負けでも今までのように完封負けではない。前向きに考えたい」と締めた。

 陽岱鋼が今季初出場し、光もある。だが歴史的連敗の前では、希望もかすむ。高橋監督は「相手もあること。なかなかうまくいかない。頑張ってやるしかない」と言葉を絞り出した。名門が失墜している。【広重竜太郎】