広島サビエル・バティスタ内野手(25)が2回に先制適時打を放った。

 3日に日本デビューしたばかりだが、交流戦の大きな得点源となっているドミニカンの一打から、広島はこの回に一挙3点を奪った。

 2回1死二塁から、バティスタが楽天先発戸村の145キロを捉えた打球は一塁右を痛烈に抜けた。打順を6番に上げた大砲は「スライダーが頭にあったけど、速い球に負けずにコンパクトにスイングすることができたね」。今季5安打目にして初の右方向への安打は先制適時二塁打。ここまで5安打すべて長打と怪力を発揮する。

 2試合連続先制で勢いづくと、2死二塁からは5試合ぶり先発の西川が左前打で加点。さらに2死一、三塁からは重盗を決めてリードを広げた。