これだけで終わらない。8回、先頭打者として左翼席上段に2打席連続アーチを決めた。全3打点をたたきだしたが「山口さんが初登板で完璧な投球をしてくれていたので、すごくいい流れで攻撃できた。先制点を取れて良かった」と、新たな仲間の好投のおかげと感謝した。
現代の主将として、偉大な先輩にも頼もしさを示した。5回終了時、ソフトバンクの王球団会長がグラウンドに登場。本塁打の世界記録樹立40周年を祝う場内から、万雷の拍手を浴びる姿を目に焼き付けた。王氏と違って長距離砲ではないが、今季のテーマの1つが長打力アップ。軸足の右足に体重を残す打撃フォームの習得に着手する。下半身に負担はかかるが「強い打球がいくように」と追求はやめない。その成果を“ホームラン記念日”に発揮し「(王氏は)偉大な方。今日は代名詞でもあるホームランを2本も打てて、チームも勝ったので良かったです」と笑った。
2戦連続決勝打で2連勝に導いたが「1つ勝つのが難しいと、みんなが感じている。簡単に連勝させてくれない」と、球団ワーストの13連敗で得た教訓を忘れていない。「1日1日、気を引き締めてやっていきます」。逆襲の手応えが確信に変わるまで、主将として鼓舞し続ける。【浜本卓也】




