阪神金本知憲監督(49)が劇的な勝利で通算100勝目を記録した。

 教え子の原口がサヨナラ打を放ち、5番で起用した中谷が5安打。若手の奮起もあり、節目の時を迎えた。交流戦は9勝6敗で負け越しがなくなった。試合後の談話は以下の通り。

 -監督通算100勝目はサヨナラ勝ち

 金本監督 全然頭になかったですね、100勝というのは。今日の勝ちがどうしてもほしかったので、それしか頭になかった。

 -10回は福留がバントでつなげた

 金本監督 全くノーサインだが、彼の判断で、どういうバッティングをすればいいのか。このピッチャーに対して、何ができるか、彼の判断なので。僕は任せきっているのでね。

 -中谷が5安打

 金本監督 最後のヒットですね。追い込まれて、ライト前にヒット。素晴らしいバッティングですね。

 -原口が決めた

 金本監督 あそこで打ってくれるのが、原口。序盤はふがいないバッティングもあったが、最後にあの場面で取り返してくれた。彼の勝負根性、集中力。恐れ入ります。

 -メッセンジャーも粘った

 金本監督 コントロールが定まらず、ストライクを取るのに、四苦八苦したが、6イニングを投げて2失点。メヒアの1発だけ。よく投げてくれた。

-リリーフが好投

 金本監督 あれだけの勝ちパターンのリレーをして、絶対に負けるわけにはいかないと思った。完璧に抑えてくれた。

 -次は楽天戦

 金本監督 パリーグの首位のチームだが、勝ち越しを目指して、まず明日ですね。