ロッテはサヨナラ負けで、今季4度目の5連敗を喫した。借金は、今季最多の25に増えた。

 勝利への執念は実らなかった。4回までに3点をリードされたが、5回に代打井口が犠飛。8回に鈴木の8号2ランで追い付いた。その裏から、守護神の内を投入。8回、9回を0に抑え、延長戦に持ち込んだ。内が2イニングを投げるのは4年ぶりだった。

 延長12回、柿沼がプロ初打点となるセーフティースクイズを決めた。さらに押し出し四球で2点を勝ち越し。ところが、その裏、7番手の大嶺祐が坂本の二塁打で1点を失い、さらに亀井にサヨナラ3ランを打たれた。

 伊東勤監督(54)は「総力戦。しょうがない。(野手を)全員使い切った」と、気持ちを切り替えるように話した。交流戦は6つの負け越し。「1日、休んで、反省を踏まえてやりたい」と、23日に再開するリーグ戦をにらんだ。