ヤクルトが完封負け目前に一矢報いた。5点ビハインドの9回2死三塁から大引啓次内野手(32)が左中間に適時二塁打を放ち、1点をかえした。

 前回15日の楽天戦でプロ初完投勝利を挙げた原樹理投手(23)は、5回を4安打4失点。立ち上がりに2点を失ったほか、5回に2ランを浴びた。

 真中満監督(46)は「調子自体はよく見えた。立ち上がりの難しさが原の課題」と話し、ここ1本が出なかった打線に「なかなか続かなかった」とため息だった。