ヤクルト小川泰弘投手(27)が実戦復帰した。左内腹斜筋の肉離れで2軍調整しており、5月27日の中日戦以来約1カ月ぶりに登板。8回からマウンドに上がると、左足を大きく上げるフォームで力のある球を投げ込んだ。

 先頭打者の飯山を遊ゴロに打ち取るも失策で出塁。続く森山を128キロのチェンジアップで二ゴロ併殺に仕留めると、最後は大嶋を131キロのチェンジアップで空振り三振に抑えた。投球数は10で最速は144キロ。1イニングを無安打無失点に抑えた。

 小川は「良かったです。1つ1つ確認してピッチングができた。しっかり試合に入って、自分の投球をしようとした。まだ、もう少し(状態は)いけると思う。ピッチングする筋肉を試合で徐々にならしていかないと。1日でも早くチームの力になりたい」と話した。

 高津2軍監督も「状態だけです。ボールは問題ない。久々でも落ち着いてピッチングできていた」と順調に回復していると話した。