球宴第1戦(7月14日)を本拠地ナゴヤドームに迎える中日は、ファン投票による球宴選出を果たせなかった。

 先発バルデス、中継ぎの岩瀬、一塁ビシエド、遊撃では京田、外野で大島と5人が次点。今月、通算2000安打を達成した荒木も二塁部門で票を伸ばしたが3位だった。

 26日に発表された投票結果を受け、西山球団代表は「もちろん残念ではあるけど、悲観すべき結果ではない」と話した。チームはようやく盛り返してきたところ。開幕5連敗など、下位に沈んでいた時期が長かった影響も否めない。「ファンの皆さまがちゃんと見るべきところを見てくださっていると感じた。バルデスも、菅野投手が群を抜いている中での次点という意味は大きい」。4勝ながら防御率2・14と安定感のあるバルデス、遊撃のレギュラーをつかんだ新人の京田ら、個人の奮闘が反映されたことに感謝していた。