29年ぶりの青森開催で、三沢市出身の太田幸司氏(65)が楽天のユニホームを着て始球式に登場した。

 捕手は現役時に近鉄でバッテリーを組んでいた楽天梨田昌孝監督(63)が務めた。

 捕球手前で沈む球を投げた太田氏は久々のマウンドをかみしめ「マウンドが遠かった~。初速はよかったんだけど、最後は失速してチェンジアップになった」と笑った。接戦を制した梨田監督は試合後、「1点差でしびれるゲームだった」と振り返った。太田氏の球については「ワンバウンドにならないで捕れると思ったんだけどね。最初に出会ってから40年以上経つね」と戦友との再会を懐かしんだ。