日本ハムは29日、新外国人としてヤディル・ドレイク外野手(27)と契約合意に達したと発表した。今季終了までの1年契約で年俸は1500万円プラス出来高払い(金額は推定)。背番号は52に決まった。球団を通じて「常に全力でプレーすることをお約束いたします」とコメント。今日30日にも来日し、順調ならば7月1日のイースタン・リーグ西武戦(鎌ケ谷)に出場する見込みだ。

 ドレイクはキューバ出身で、15年から2年間はドジャース傘下のマイナーでプレー。今季はメキシカンリーグで71試合に出場して打率3割8分5厘、14本塁打をマークした。15年の国際大会「プレミア12」ではメキシコ代表として出場。侍ジャパン相手にも台湾で行われた予選リーグと、東京ドームで行われた3位決定戦の2試合とも「5番右翼」でスタメン出場。外野守備もそつがなく、広角に打てる打撃が持ち味だ。

 打率4割超の近藤が腰の手術で今季絶望となる中で、攻撃力アップを目指した補強となった。栗山監督は「動けるし、いい右バッター。早く来いって感じ。年齢的にも可能性があるし、メキシカンリーグの数字が全てとは言わないけど、数字を残してるのは間違いない」と、5位から巻き返しを狙うチームの起爆剤になることを願った。

 ◆ヤディル・ドレイク 1990年4月12日、キューバ出身。14年にドジャースと契約。メジャー経験はなく、マイナー通算139試合、打率2割6分1厘、3本塁打。今季からメキシカンリーグに所属。15年の「プレミア12」ではメキシコ代表として、日本との3位決定戦に「5番右翼」で出場し2打数無安打。183センチ、90キロ。右投げ右打ち。