ロッテはカード勝ち越しを逃し、借金が今季最多タイの26となった。

 先発石川は4回まで1人の走者も出さなかったが、5回に暗転した。先頭から連打を許し、1死一、二塁。ここで、石井一の頭部にぶつけ、危険球で退場となった。

 緊急登板の益田は後続を断ったが、6回に3番手の有吉がソロ2発で先制を許した。8回には、大谷、藤岡が崩れ、さらに5失点。9回には宮崎が1失点でダメを押された。

 打線は日本ハム先発の上沢を打ちあぐね、6回1失点に抑えられた。

 伊東勤監督(54)は「思わぬアクシデントだった」と、石川の危険球退場を嘆いた。有吉が許したソロ2発については「しょうがない。ずっと頑張ってきてくれていた。1発は食らっちゃいけない場面だったけど…。先発が早い回で崩れるとこうなる」と話した。