ロッテ涌井秀章投手(31)が、現役では3人目となる通算2000投球回に達した。

 5回無死一塁、小島からの投犠打で到達した。5回を投げ終えベンチへ引き揚げる際、花束で祝福された。

 左翼席のロッテファンとオリックスベンチに頭を下げ、感謝の気持ちを示した。試合後は「普通に投げていれば。大きなケガなくやって来られた。まだまだ、続きますので。ただ、こういう記録の試合で(チームが)勝てたのが良かったです。いつも記録の試合は負けているので」と、チームの連敗ストップを喜んでいた。

 涌井は7回8安打1失点。勝ちはつかなかったが、最少失点に抑えたことで、終盤に逆転勝ちにつながった。伊東監督は「1点取られたけど、再三のピンチでよく抑えてくれた。(先発マスクの)吉田も久しぶりに良い仕事をした」と、バッテリーをねぎらった。