全セの巨人菅野智之投手(27)が、則本の自己最速更新の立役者になった。

 投げ合いを披露した全パ則本が、自己最速を更新する158キロをマーク。菅野は「僕がサインを出しました」と三塁側ベンチ前でキャッチボール中、右手を突き出すようにして直球を投げるよう指示していたと得意げに明かした。「お互い意識しますし、彼も尊敬してくれているし僕も尊敬している」とチームの垣根を越えた、敬意あふれる関係性も告白した。

 菅野は1回に秋山、デスパイネに安打を許し2死一、三塁のピンチを背負ったが無失点。2回は危なげなく3者凡退に抑えた。直球主体に最速154キロだった。