中日鈴木翔太投手(22)八木智哉投手(33)が7日ナゴヤドームで行われた1軍投手練習に合流した。

 8日広島戦(ナゴヤドーム)に先発する鈴木は、ブルペン投球で最終調整した。前回7月23日同戦(マツダスタジアム)で4回途中4失点KO。試合中に広島から名古屋に強制送還され、2軍降格となった。ルーキー柳が故障、15年ドラフト1位小笠原が不調で2軍へ。再び13年同1位右腕にチャンスが回ってきた。「まずは自分の投球をしたい。チャンスをものにするのも力。つかみ取るかどうか。1軍で結果を残さないと意味がない」と表情を引き締めた。

 10日同戦に先発予定の左腕八木は、今季初勝利を挙げた前回登板7月30日阪神戦(ナゴヤドーム)同様の快投で連勝を目指す。「前回いい形で抑えられた。しっかり粘って、最少失点で。本塁打が多い打線なので、ムダな四球をなくしたい。エルドレッド、鈴木は1発がある。その前に丸、菊池もいて穴がない。走者をためて1発を食らわないようにしたい」と警戒した。

 広島戦の2戦目(9日)には大野雄大投手(28)の登板が予想される。昨年は1勝4敗、防御率7・36とやられた相手に今季初対戦。大野は「広島打線は早打ちでどんどん来るイメージ。甘い球を投げるとやられる。その中でも抑える方法はあると思う。去年は去年。今年は今年と思っていきたい」と話した。【宮崎えり子】