日本ハムのドラフト1位堀瑞輝が、今日8日の楽天戦(Koboパーク宮城)から1軍に初昇格する。まずは中継ぎから実戦経験を積むことになるが、この日自宅のある栗山町でアオダモ植樹を行った栗山監督は「上(1軍)で投げて出力をあげると、何が足りないかが分かる。先発も抑えもどっちもできる。短いイニングなら、すぐにでも。(中日)岩瀬っぽい」と、6日に史上最多950試合登板を達成した大投手に姿を重ね、将来的な守護神プランも描いた。

 昨年9月に行われたU18アジア選手権では西武今井(当時作新学院)ヤクルト寺島(履正社)楽天藤平(横浜)広島高橋(花咲徳栄)が「BIG4」と注目を集める中、切れ味鋭いスライダーを武器に、大会通算9回2/3で18奪三振。栗山監督は「ジャパンのときは見ていた。あのままプロでいけた」と高く評価した。今季チームは5位と低迷しているが、楽しみな若い力が第1歩を踏み出す。

 ◆堀瑞輝(ほり・みずき)1998年(平10)5月10日、広島生まれ。小学2年から軟式野球を始め、昭和中軟式野球部まで投手と外野手。広島新庄では2、3年夏甲子園出場、昨秋のU18アジア選手権では優勝に好救援で貢献した。最速150キロの速球と、切れ味鋭いスライダーが持ち味。177センチ、72キロ。左投げ左打ち。