機動力より得点力重視や! オリックス福良監督が14日、上位に大砲を並べる重量打線継続を明言した。攻撃的オーダーの“副作用”もあり盗塁数は12球団最少の16と停滞。04年巨人の年間最少25盗塁を更新するペースだが指揮官は「そこは気にしない。やむなし。塁に出るのは走れない人だから」と言い切った。

 理想は小技や足技を交えた相手のスキを突く野球。監督は「本当は足を使いたいけど。バンデンとかだと特にね」と本音ものぞかせた。今日15日に対戦するソフトバンクのバンデンハークには15年から8戦8敗。クイックが得意でない投手だけに、足技を交えたいのはやまやまなのだが…。

 1番からT-岡田、吉田正、マレーロ、ロメロの並びは5日の日本ハム戦で開始。ここまで5勝3敗と成果を上げた。ただ福良監督は「1、2、3番をどうするか。いろんな意見が出るだろうし、考えないといけない」とロメロ以外のシャッフルも示唆した。