日本ハム大谷翔平投手(23)が同点に追いつかれた直後の4回、勝ち越し打を放った。2死一、二塁の場面で中前適時打を放ち、一塁塁上で小さくガッツポーズ。「(打ったのは)カーブですね。甘く入ってきたので、うまく(中前へ)抜けてくれて良かったです」。この日2打点目で、チームに再びリードをもたらした。

 1回1死三塁の好機では、ロッテ先発スタンリッジの146キロのツーシームを右中間へ運び、先制の適時二塁打を放った。「(直前の2番松本)剛さんの進塁打が大きかったですね。チャンスだったので先制できてよかったです」と、振り返った。

 6回には右前打を放って、この日3安打目。今季4度目の猛打賞をマークした。

 試合前にはブルペン入りして投手調整を進めた。捕手を立たせて20球、座らせて32球を投げた。捕手を座らせての本格投球は今季初登板の7月12日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来だった。