暴言により退場処分となったロッテ・ジェイソン・スタンリッジ投手(38)が、試合後に自らの行為を振り返った。

 6回1死二塁で、この試合7つめの四球を与え降板。ストライクゾーンの判定に不満がたまっていたようで、ベンチに引き揚げる際に有隅球審に詰め寄った。2番手チェンが次の大谷と勝負。その打席で、スタンリッジはベンチから暴言を吐いたとして、チェンが4球目を投げた後に退場となった。

 試合後、スタンリッジは「10年間、日本でプロとしてやってきたが、今日ほど大変な1日はなかった。同じように、球審も大変な1日だったと思う。お互いプロとして、長いことやっているわけだけど。今日は暴言だと言われたが、ストライクじゃないかとジェスチャーして、『しっかりしてくれ』と叫んだのが暴言と取られたようだ。自分は、侮辱する言葉は発しなかった。僕を知っている人は分かってくれると思うけど、人を侮辱する言葉は私生活でも使わない」と話した。

 伊東監督は「抜ける球が多くて、思うようにいかないことに対するいらつきがあったのだろう。本人も一生懸命、やっているからね。しょうがない」と話した。