男性警備員を負傷させるなどの不祥事を起こした巨人山口俊投手(30)に球団から1億円以上の大減額処分が下された。警視庁目黒署から傷害と器物損壊の疑いで書類送検された18日、東京・大手町の球団事務所で会見に出席した。この日から今季終了までの出場停止に加え、罰金と減俸を合わせて1億円を超える厳罰となった。

 ◆過去の主な高額制裁金 90年桑田(巨人)は開幕前に登板日漏えい問題が発覚した。セ・リーグ会長は巨人に制裁金2000万円を科し、桑田も球団から1カ月の謹慎と、罰金1000万円の処分が科された。98年ガルベス(巨人)は7月31日の阪神戦で審判にボールを投げつける暴挙で退場に。無期限の出場停止と罰金4000万円の処分が下った。00年にはダイエーが日本シリーズでの日程確保を怠ったとして、日本野球機構から3000万円の制裁金を科された。