史上初の快挙が見えてきた。8月の月間打率が4割4分2厘と12球団トップの日本ハム大谷について、栗山監督は「ずっと(野手出場で)いくよ。負担をかける時期、体を張らせる状況に来ていると思っている」と、今日22日オリックス戦(ほっともっと神戸)からも、引き続き野手出場させていく方針を明かした。

 20日の西武戦前にはブルペンで58球を投げ、その後3番DHで出場。投手調整を挟みながらも、打線の中心としてDHでの出場を続けてきた。左太もも裏肉離れから復活し、再発の不安がなくなってきたことで、出場頻度は上がってきている。体に問題がなければ、31日ソフトバンク戦(札幌ドーム)で先発登板する可能性もあるが、そこまでは打者としてフル回転する。

 現在は5試合連続複数安打を記録し、19日西武戦の第3打席から5打数連続安打中。「ちょっとずつよくなっていると思います」と、本人も打撃の復調を感じている。投手では15年4月、16年6月に2度月間MVPを獲得している大谷だが、打者としての受賞はまだない。投打で同賞獲得となれば、史上初の快挙となる。