ヤクルト山崎晃大朗外野手(24)が、プロ初の1試合4安打をマークした。

 1回に岩田から左前打、3回に遊撃内野安打、5回に中前打、6回に遊撃内野安打を放った。

 山崎は「ラッキーな当たりも多く、何とも言えない。ライナーバックを反省したい」と謙遜気味に話した。3回無死二塁、二塁走者として打者バレンティンの遊撃ライナーで飛び出してしまい、併殺を取られた場面を悔いていた。

 6回の打席は、藤川からファウルを10球打って、15球目で遊撃内野安打をもぎとった。粘りのある打席に見えたが、本人の感覚は違った。「何で前に飛ばないんだと。ヒットを打ちにいって、打ち損じていた。1点差だったので、何とか(塁に)出られればと」。ほとんどが、意図して打ったファウルではなかったという。

 今季限りで辞任を発表した真中監督は、日大の先輩であり、背番号31も受け継いでいる。「我慢して使っていただいた。1日1日が来年につながる。監督がいる間に数字を立て直したい」。打率を2割6分2厘まで戻した。今後も成長で恩返しをするつもりだ。