迷い込んだトンネルは、長くて暗い。楽天が、今季2度目の4連敗を喫した。先発則本昂大投手(26)が、144球の熱投を見せるも5失点(自責1)で5敗目を喫した。初回だけで2失策と、味方の守備の乱れも響いた。前夜は岸孝之投手(32)が先発するも、延長戦の末に敗北。ここ11戦で1勝10敗。2枚看板でも、負の流れを止められなかった。

 梨田監督 先に得点を与える。あと1点が出ない。エラー。使っている監督が悪いんだけど。こういう優勝争いをしている時だからこそね。みんなで、食い止めていくしかない。

 不穏な空気は、最悪の形で表れた。初回、先頭西川の一塁へのゴロを銀次が則本に悪送球。無死一、二塁で大谷に先制打を浴びた。さらに、次打者・中田の遊撃へのゴロを茂木がトンネル。いきなり2失策を犯し、この回だけで3点を献上した。5回にも茂木が、ゴロを一塁へ悪送球。

 梨田監督は「エラーは野球につきもの。だけど、則本のリズムも崩れた」。失策全てが、相手の得点につながる悪循環。則本は「野球は勝たないと意味がない。どんな形でも勝たないといけなかった。悔しい」と言い訳はしなかった。

 それでも、下を向いてはいられない。明るい材料もある。2点を追う9回には、オコエが今季2号ソロをマークした。3試合連続マルチ安打と好調ぶりをアピール。梨田監督も「盗塁も長打も、工夫できている」と評価する。2年目の元気印を中心に、ベンチを盛り上げ、目の前の星を奪取するしかない。【栗田尚樹】