巨人の若き力は上位対決で芽吹かなかった。エース菅野がコンディション不良で前日25日に登板回避が決まり、急きょ代役でプロ初先発となったルーキー谷岡。初回2死一、三塁は乗り切ったが、2回に猛虎打線に捕獲された。2死一、二塁、2球で追い込んだ糸井にストライクゾーンの内角低めスライダーで3球勝負に行き、右越え3ランを浴びた。歯止めが利かず、四球、安打からロジャースに2点適時二塁打で序盤に大量失点した。

 高橋監督は池田、畠に続き先発し、3回5失点の右腕を「いいボールと、そうじゃないボールの差があると、1軍では思うように結果が出ないのは痛感したと思う」と評した。球団でルーキーイヤーに新人3選手が先発するのは04年の内海、西村、平岡以来。投手の台所事情の苦しさを表しているとも言える。谷岡を責められない。「これからの選手。いい経験にしてほしい」。終盤での敗戦と引き換えに得た経験を成長曲線へと反映させるしかない。