中日小笠原慎之介投手(19)が6回2失点で約2カ月ぶりの3勝目を挙げた。自身の連敗も4で止めた。敵地でのヒーローインタビューで「ラストチャンスと思って、何も考えずに腕を振ることだけ考えました。失うものはないと思った」と必死に広島打線に立ち向かった心境を語った。
失点は2回の2点だけ。前の対戦で3打席連続弾を浴びていたエルドレッドに今度も2ランを浴びたが、それ以外は無失点。4回から5回にかけて、主軸から4連続で直球で空振り三振を奪うなど、球威で強力打線を押し込んだ。
前日まで2戦合計6安打だった打線も奮起した。初回に2死走者なしから、ゲレーロの適時打、福田の13号2ラン、武山の左前打とつながり、岡田の出はなをくじいた。ジョンソン、薮田と速球派にやられていた2試合の反省を生かし、直球待ちの変化球対応をチームで徹底していた。
苦しい思いをしてきたマツダスタジアムでの今季最終戦。敗れれば1勝11敗になり、37年ぶりのビジター球場での2桁負け越しとなるところだった。最後に意地を見せ、昨年と同じ2勝10敗で「鬼門」の戦いを終えた。【柏原誠】



