1点ビハインドの5回に西川が巨人マイコラスから逆転2ランを放ち、先発野村は6回7安打を浴びながら1失点にしのいだ。7回からは今村、ジャクソン、中崎とつないで1点リードを守り切り、東京ドームでは昨年9月29日から8連勝。優勝マジックを18とした。広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -先発野村が粘りの投球

 緒方監督 祐輔はピンチの連続だったけど、粘りのある投球で本塁打1点に抑えてくれた。しっかりゲームを作ってくれた。今日の試合としては、こういう接戦、1点差ゲームを勝ち切れたことが非常に大きい。中継ぎの3人が、(本塁打が出やすい)東京ドームで、失投が許されない中でしっかり投げ切れたことはチームとしても大きい。

 -西川が決勝弾

 緒方監督 打撃技術は高いからね。その中で1打席目、チャンスの中で自分のスイングをさせてもらえなかった。1打席目から切り替えが2打席目の結果につながったんじゃないかなと思う。

 -12日巨人戦では菅野から決勝弾を記録した。勝負強さが目立つ

 緒方監督 今日は西川が大きな本塁打を打ってくれて、チームに勝利を呼び込んでくれた。打線としては数多くチャンスメークをマイコラスからできた。あと1本のところは相手の力もある。しっかりしたこういう戦いができたこと、勝ち切れたことが非常に大きい。

 -6連戦の初戦を取れた

 緒方監督 勝とうが負けようが、とにかくこういう野球を最後までしていく。全員がそういう気持ちでやって欲しい。