オリックスのドラフト4位ルーキー、山本由伸投手(19)がプロ初勝利をつかんだ。5回を4安打2失点に抑える好投だった。

 球団の高卒新人の勝利は94年平井正史(現投手コーチ)以来。都城(宮崎)から入団した右腕は「ほっとした気持ちと、うれしい気持ちでいっぱいです。前回の初登板の時よりも、冷静に試合に入ることができた。ピンチを背負った場面では力んでしまった部分もあったが、全体的には思い切って投げることができた」と振り返った。

 巨人監督と同じ名前は、巨人ファンの父が夫婦の1文字ずつを組み合わせて命名。堂々たる投球は、今後に向けて大きな期待を抱かせた。