ロッテ涌井秀章投手(31)が4日、今オフのFA権行使に含みを持たせた。13年オフに国内FA権を行使し、西武から移籍。この日、出場選手登録日数が通算4年に達し、海外移籍も可能なFA権を再取得した。練習は休みだったため、球団を通じ「今は独身ではないので1人では決められない。家族とよりよい人生になるように、しっかりと考えていきたいと思います」とコメント。昨年11月にモデルの押切もえと結婚した。

 今年1月の契約更改に際し、涌井は契約年数を明かさなかった。複数年契約という見方もあったが、球団関係者の話を総合すると、涌井本人が望めばFA権行使は可能となっている。林球団本部長は「もちろん、残って欲しい。(話し合いは)シーズンが終わってからになると思う」と話した。これまで「宣言残留」は認めてこなかったが、「方針は変わりました。宣言残留もあります」と明言。エースの流出阻止に努める。