6試合連続で4番に座った阪神大山が、先制となる適時二塁打を放った。

 雨が降っていた影響もあり、初回に広島ジョンソンが制球を乱した。2つの四球を奪い、1死一、二塁の好機。ここで大山が打席へ。初球から思い切ったスイングを見せつけたが、空振り。カウント2-1からの4球目。気持ちを切り替えて打ち直した。

 「初球はボール球に手を出してしまったけれども、自分の持ち味である積極性を初球から出せて、いい流れに持ち込めたので、いい結果につなげられたんだと思います」

 膝元に来た143キロカットボールを打ち返し、三塁線を襲った。これを三塁手西川が捕りきれず、打球が転々とレフトフェンス手前まで抜ける間に、二塁走者の大和が生還。先制点となる適時二塁打を放ち、この日も結果を残した。

 初球から積極的に振ることを心掛けている。前日6日広島戦(マツダスタジアム)では、全5打席で1球目をスイング。この日は4打数1安打だったが、前のめりな姿勢が結果へと結びついている。