巨人菅野智之投手(27)が、9回1失点(自責0)の今季5完投目でハーラートップの15勝目をマークした。

 8回まで無失点でしのぎ、96年斎藤雅樹以来のシーズン4完封の期待がかかったが、最終回に味方失策から併殺の間に惜しくも1失点。エースが無四球完投と安定感ある好投で、3位DeNAと1ゲーム差に肉薄させた。

 「前のカードで中継ぎが投げているし、長いイニングを投げようという気持ちがあった。何とか0点に抑えたかったんですが、チームが勝ててよかったです。5完投はまだ少ない。もっと完投にこだわれるように頑張ります」と振り返った。

 高橋監督は「最初から最後まで隙のない、菅野らしいいつも通りの投球をしてくれた」と称賛した。