ソフトバンク和田毅投手(36)が8日、早大の1年後輩である阪神鳥谷の2000本安打達成を祝福した。

 「おめでとうございます。彼にとって2000本はまだ通過点。2500本くらいまでいってほしいですね」。

 和田は早大時代、2年春に先発デビュー。入学したばかりの1年鳥谷も遊撃のレギュラーとして同時期に神宮の地を踏み、和田の後ろを守っていた。

 「大学の時から責任感の強い選手で、練習後も遅くまで自主的に居残り練習をしていた。ケガにも強く、1年春のオープン戦で指を骨折した時も、隠して試合に出続けていましたね」

 東京6大学のライバルチームには後にプロ入りしたレベルの高い投手が多かった。和田は「大学時代からプロレベルの投手と対戦してきたことが、その後のプロでの活躍にもつながっているんじゃないかと思う」と振り返る。

 プロではリーグが違うため、対戦機会は少ないが「今でもやりづらいですよ。3年間僕の後ろで守っていたので、配球とか、ここで仕留めにくるとか全部知られた上で対戦しなきゃいけないですからね」と笑う和田。プロ入り後、14年かけてコツコツと安打を重ねてきた後輩の偉業に、温かい拍手を送った。