オリックス杉本裕太郎外野手(26)が、プロ初安打を初回先頭打者弾で飾った。初安打が先頭打者本塁打は、外国人を除けばプロ野球史上3人目の快挙。

 この日、今季初めて出場選手登録され「1番・中堅」で先発出場。昨年6月14日阪神戦(甲子園)以来の出場で、初回、楽天辛島からメモリアル弾。この1発がチームに勢いをつけ、3位楽天との直接対決で連勝し、CS(クライマックスシリーズ)出場にかすかな望みも。プロ初のヒーローインタビューでは「やっとプロ野球選手になれたという感じです」と胸を張ったが、そのあとには「同期入団や、年下の選手が活躍していて、このまま野球人生が終わってしまうんじゃないかと思った日もある」と心細かった日々の思い出を明かした