西武菊池が先輩右腕との初の投げ合いを心待ちにした。先発する１４日の３位楽天戦に向け、メットライフドームで調整。相手マウンドは、昨季までともに戦った岸が予想され「楽しみ。投げ合うのが不思議ですけど、勝ちたいという気持ちだけ」と闘志を燃やした。

　１年目から公私にわたって手本にしてきた。「岸さんは全ての球種をコントロールできて三振も取れる。マウンドさばきも勉強させてもらいましたし、野球以外でも教わることが多かった」。そんな尊敬の念は敵チームとなっても変わらないが、勝負は別。本拠地でクライマックスシリーズを迎えられる２位以上を目指す上で、負けられない一戦になる。２段モーションの指摘を受けて取り組む新フォームも「形になってきている」とうなずいた左腕。「ロースコアのゲームになると思う。そういう中で勝てるかが大事。我慢比べに勝ちたい」と気合十分だった。