広島は1回に2点を先制されながら、その裏に打者一巡で6点を奪い逆転。2点差となった6回も打者10人の猛攻で6点を奪い、試合を決めた。2位阪神が敗れたため、優勝マジックは2。14日、広島が勝ち、阪神が敗れれば、広島の連覇が決まる。広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -打線が2度の打者一巡。

 緒方監督 初回に2点を取られ、広輔の本塁打があった後の2死からラッキーな安打もあっての6点は非常に大きかった。なかなか2回以降は点を取れず、追い上げられる中で、また6回つながっての攻撃だった。今日は本当に打線が活発に得点を挙げてくれた。

 -田中の先頭弾が勢いづけた。

 緒方監督 昨日も打線がなかなか得点できなかったので、そういうところもあっただろう。昨日の分も一気に爆発した感じの集中打だったと思います。

 -菊池にも当たりが出た。

 緒方監督 今日も早くから、午前中からバットを振りまくっていたらしいね。2時間くらい振っていたんでしょ? 自分の中でも悔しさがあるだろうし。その中でもバントしかり、失敗しても、その後、取り返しいているからね。レギュラーなので、彼は。

 -マジックが2となった。

 緒方監督 とりあえず明日、勝たないとゴールテープは切れない。まずは勝つことが条件なので。勝つといっても明日も変わることなく、我々がやってきた野球をやるだけです。

 -地元での胴上げをファンは望んでいる。

 緒方監督 もちろんそう思っている。勝たないと、それもね。