マジック2で優勝に王手をかける広島が、4番松山竜平外野手(31)の豪快な1発で先制した。

 2回、今永が初球に投じた145キロの直球をとらえると、打球はライトスタンドへ。「今日は相手、今永投手のストレートが来ていると思ったので、なんとか負けないようにしっかり振っていこうと。感触も良かったし、しっかり捉えられてよかったです」。先制の13号ソロに、真っ赤に染まったスタンドは大歓声で応えた。

 続く新井貴浩内野手(40)も左中間への二塁打で続き、犠打とサビエル・バティスタ内野手(25)の左前適時打で1点を追加した。

 「初球、2球目と高めの球が来たので、もう1球高い球が来ると思っていたよ! 高めの球をコンパクトにスイングしていこうと心掛けたので、うまく打てて良かったよ!」と狙い通りのスイングだった。