ソフトバンクが優勝マジックを1に減らし、2年ぶり18度目のリーグVに王手をかけた。

 アルフレド・デスパイネ外野手(31)が4打点の活躍。4回に一時逆転となるリーグ単独トップの32号2ランを放つと、同点で迎えた6回には2死満塁のチャンスで勝ち越しの中前2点適時打。これで打点も94とし、リーグトップ95打点の柳田に1打点差に迫った。

 「(6回は)何とか前に飛ばしたかった。ヒットが出てよかった。最高の気分だった。あそこで勝ち越せば岩崎やサファテがいる。あれで勝ちを確信した」

 お立ち台では同じキューバ出身の弟分モイネロとともに、お決まりのポーズ「デスパイイネ!」でスタンドのファンを湧かせた助っ人。「本当はホームで決めたかったけど、気持ちを切り替えて(西武との)1戦目で決めたい」と、9月17日に優勝を決めた15年を上回る、16日のリーグ史上最速Vを誓った。