ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(21)が左肘の張りを訴えて緊急降板した。1点リードで迎えた延長10回に登板。源田に左翼線への二塁打を許すなどし、1死一、三塁から森に右前同点適時打を打たれると、続く金子侑への3球目を投げたところで佐藤投手コーチがマウンドに行き、交代となった。同点打を打たれた後、金子侑に対しては投球フォームが普段とは違い、本来の球速も出ていなかった。

 モイネロの降板を受けてホークスは寺原が急きょ登板。だが、フルカウントから金子侑に左翼フェンス直撃のサヨナラ二塁打を浴び、2試合連続となる今季4度目のサヨナラ負け。モイネロは3敗目を喫した。

 佐藤投手コーチはモイネロについて「肘が張っていた。無理されたら困るから代えた」と、大事を取っての交代だったことを明かした。モイネロは今後もチームに同行し、明日19日に札幌の病院で検査を受ける予定。6月の1軍昇格後、ここまで34試合に投げ、登板過多のリリーフ陣を助けてきただけに、これまでの貢献度は大きく、離脱となれば工藤ホークスにとって大きな痛手となる。