日本ハム大谷翔平投手(23)が、リーグ制覇したソフトバンク打線を封じた。今季4度目の先発登板は、最多の108球を投げ、6回5安打1失点で2勝目。全体の4割近くがスライダーという変則的な組み立てで、毎回の9三振を奪った。

 大谷の今季4度目の登板に、札幌ドームのバックネット裏には17球団27人のメジャースカウト陣が詰めかけた。前回登板の12日楽天戦(札幌ドーム)に、大型ハリケーンの影響で来日出来なかったレイズ・ナンダーGMが訪問。編成トップ級のジャイアンツのボビー・エバンスGMは「唯一言えるのは、特別な才能を持っている選手ということ」と話すにとどめた。投打の二刀流に関しては「両方やらせてくれる球団は、たくさんある。大谷がやりたいほうをやればいい」と話した。レイズのエリック・ナンダーGMは「今日は非常にレベルの高い野球が見られて良かった」と笑顔。ほかレッドソックスのアラード・ベアードGM補佐や、ヤンキースやドジャースら調査を継続している球団が集まった。今回で札幌ドーム3度目の登板となり、計24球団が顔を合わせた。