ロッテが新監督の候補を、今季限りで引退する井口資仁内野手(42)で一本化したことが22日、分かった。

 8月13日の伊東監督の辞任表明を受け、球団は複数の候補をリストアップ。検討を続けてきたが、最終的に井口にオファーを出すことに決めた。3年を基本とした複数年契約を提示し、最下位に沈むチームの再建を託す。24日の引退試合(日本ハム戦、ZOZOマリン)以降に、本格的に交渉を開始する。

 

 ◆井口資仁(いぐち・ただひと)1974年(昭49)12月4日、東京都生まれ。国学院久我山2年夏に甲子園出場。青学大では東都大学リーグ最多の24本塁打を放ち、96年アトランタ五輪銀メダル。同年ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)入団。97年5月3日近鉄戦で新人初のデビュー戦満塁本塁打。01、03年盗塁王。01、03、04年にベストナイン、ゴールデングラブ賞。04年オフにダイエーを退団して渡米。05年、ホワイトソックスの2番・二塁に定着して88年ぶりワールドシリーズVに貢献。08年フィリーズでも、シリーズ出場はなかったが世界一。09年以降はロッテでプレー。13年7月26日、日米通算2000安打達成。178センチ、91キロ。右投げ右打ち。家族は夫人と1女。