阪神に球界初の50試合登板が6人誕生しそうだ。藤川が8回に3番手で登板。宮崎にソロを浴びて連続無失点は19試合で止まったが、49試合目の登板で、阪神では11年以来7年ぶりの大台に王手をかけた。すでにドリス、マテオ、桑原、高橋、岩崎が50試合登板を達成。残り試合は7あり、達成が濃厚だ。藤川は「(1発は)警戒していなかった。また今度、また今度」と足早に引き揚げた。だが今季の救援陣の働きぶりを象徴する、堂々たる数字だ。

 7回に2番手でマウンドに上がった高橋は、移籍後初の60試合登板を0封で飾った。「60試合という数字はケガをしないとできないだけによかった」。現在59試合のドリスがあと1試合投げれば、桑原、マテオ、岩崎、高橋による、球界初の「60試合登板クインテット」も結成される。