東洋大が、侍ジャパン大学代表の中川圭太内野手(3年)の2点適時打と満塁弾の6打点で、1勝1敗とした。

 「開幕から、なかなかチームに貢献することができなくて。打てない期間が続いていたので、今日は打ててよかったと思います」と安堵の表情を見せた。

 ユニバーシアード競技大会では大活躍で、優勝に貢献したものの「外国人投手と日本人投手は、タイミング、球筋に違いがあって、リーグ戦当初は差し込まれることが多かった」と、不調に。雨で中止となった28日は1日中バットを振り、体が前に突っ込むクセを修正した。

 高橋昭雄監督(69)も「今日は中川に尽きる。やっと出たね。優勝まで今日の勝ちは大きい」と賞賛した。

 春秋連覇に向け、4番の復調はチームにとっても明るい材料になるはず。中川は、「今日のバッティングで感覚が戻ってきました。春秋連覇するには、1戦必勝で勝つしかない。来週までしっかり調整したいです」と、気持ちを新たにしていた。