ロッテ田中英祐投手(25)が3日、球団から来季契約を結ばない旨を通告された。

 14年ドラフト2位で入団。京大初のプロ野球選手として注目され、1年目の15年4月29日の西武戦に先発で1軍デビューした。だが、3回5失点で負け投手。計2試合に登板しただけで2軍に降格した。

 その後は投球のフォーム固めなどに苦しみ、実戦登板もままならない時期が続いた。3年目の今季はサイドスローに転向。打者の手元で変化する球筋に生きる道を求めた。ただ、試行錯誤を重ねたが、1軍再昇格はかなわなかった。

 通告を受けた後、ロッテ浦和球場で2軍首脳陣、スタッフ、チームメートらにあいさつした。今後はトライアウトを受けるかも含めて未定。「今年1年、と思ってやってきましたが、(戦力外通告が)来たか、という感じです。やることはやったという気持ちと、ちょっとずつ、最後は良くなって良いものも出始めたので、投げられる、投げたい、という気持ちと半々です」と話した。