中日は3日、名古屋市の球団事務所で14年ドラフト1位の野村亮介投手(24)ら6選手に来季の契約を結ばないことを通達した。

 そのほか八木智哉投手(33)岩崎達郎内野手(32)武藤祐太投手(28)赤坂和幸外野手(28)古本武尊外野手(26)が事務所を訪れた。引退を明言した選手はいない。八木、武藤、赤坂、古本はトライアウトを受ける考えを明かした。

 野村は三菱日立パワーシステムズ横浜から入団。中日のエース番号といわれる背番号20を背負ったが、故障もあり1軍登板は1年目の中継ぎでの3試合だけ。3年間で白星は挙げられなかった。「エースナンバーが似合うことなく終わってしまった。ドラフト1位で不安もあったが、その中でやっていかないといけないことは分かっていた。言い訳にできない。納得のいく野球人生じゃないので、それも考えて、この先のことを考えていく」と無念そうに話した。

 八木は日本ハムで新人王を獲得。移籍したオリックスを戦力外になり、中日へ。1年目の15年に広島相手に4勝を挙げるなど先発で活躍した。「3年間やらせてもらい、感謝しかないです。日本で話がなければ海外でも」と現役に強いこだわりを見せた。

 岩崎は中日から楽天に移籍し、今年5年ぶりに復帰。当初の育成契約から7月に支配下登録に昇格した。「悔いはない。どこかから話があればと思うけど、なければユニホームを脱ごうと思う」と話した。