5年目で初めての「4番投手」で臨んだ日本ラスト登板を、日本ハム大谷翔平投手(23)はひとりで投げ抜いた。今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する意思を固めている大谷が4日、オリックス25回戦(札幌ドーム)に先発し、2安打、10奪三振で今季初完封勝利を飾った。

 ▼大谷が4番投手で先発出場。先発投手が4番で出場は51年10月7日大洋戦の藤村富美男(阪神)以来、66年ぶりで、2リーグ制後は2人目。日本ハムでは1リーグ時代に大下弘が46年6月2日中部日本戦と47年5月5日太陽戦で記録して以来、70年ぶり2人目だ。選手が少ない1リーグ時代には4番投手が20人以上おり、川上哲治(巨人)も3試合経験。4番投手で最多出場は、元祖二刀流の野口二郎(阪急)で77試合。