広島が11日、地元社会人JR西日本との練習試合を行い、5本塁打など毎回安打20安打で15得点を奪い、大勝した。

 社会人相手とはいえ、シーズン最終戦の1日DeNA戦(横浜)から中9日の実戦というブランクを感じさせない猛打を発揮した。

 中軸の仕上がりの良さが目立った。1回に菊池涼介内野手(27)が先制ソロを左翼席に放り込むと、3回は4番松山竜平外野手(32)が右翼席へ2ラン。4回は3番丸佳浩外野手(28)がセンターバックスクリーンにたたき込むと、5回はサビエル・バティスタ内野手(25)とブラッド・エルドレッド内野手(37)のアベック弾が飛び出した。

 投げては先発薮田和樹投手(25)が中17日の先発で6回4安打1失点と上々の仕上がりを見せた。1週間後の18日クライマックスシリーズファイナルステージ初戦の先発が予想されるが「それはまだ全然」とかわしつつ、「言われてからになるけど、なるべく早く課題を克服して、いつでも行けるようにしたい」と表情を引き締めた。